リョータの投資カルテ VOL.12|7039 ブリッジグループで大失敗。新NISAで100万円超、勢いと意地でナンピンした結果

資産形成

今回は、私の投資の失敗談です。

銘柄はブリッジインターナショナルグループ(7039)。

2026年3月から新NISAの成長投資枠で買い始め、株価が下がるたびにナンピン。最終的には600株、投資金額は1,062,500円まで膨らみました。

記事作成時点の株価は1,346円。600株の評価額は807,600円なので、現在の含み損は▲254,900円です。

約25万円のマイナス。正直、頭が痛いです。

ただ、今回書きたいのは「ブリッジグループを買ったから失敗した」という話ではありません。購入後には大口取引先との契約終了や取引規模の縮小などによる業績悪化もあり、私が購入した時とは状況も変わりました。

一方で、振り返れば自分自身の銘柄選びや買い方、そして当時の心理にも反省するところがたくさんあります。

成功した投資だけではなく、こういう失敗も記録として残す。今回はいつもの星評価も外して、自分自身の投資判断を正直に振り返ってみます。

狙っていた銘柄が、ことごとく上昇していた

2026年に入り、新NISAの成長投資枠で購入したい銘柄をいくつか狙っていました。

ところが、欲しいと思っていた銘柄がことごとく上昇。

「さすがに、この価格からは買いにくいな……」

そんなことを考えながら別の投資先を探していた時に目に入ったのが、ブリッジインターナショナルグループでした。

東証グロース市場の小型株。私はもともと小型株が好きです。

財務も比較的健全に見え、自分の保有銘柄にはあまりないセクター。さらにストック型の事業にも魅力を感じました。四季報で過去数年の業績を確認しても、それほど悪い印象はありませんでした。

そして何より目を引いたのが株主還元です。

大幅増配に加えて累進配当。当時は年間95円への増配予想もあり、私が購入した1,800円前後の株価なら配当利回りは5%前後。

小型グロース、財務健全、ストック型、累進配当、高配当。

今振り返れば、私の好きな言葉がきれいに並んでいました。

そして私は、ここで最初の間違いを犯します。

十分な分析をする前に、欲しくなってしまいました。

3月2日から買い始め、最終的には600株

購入履歴はこちらです。

購入日株数購入単価購入金額
2026年3月2日100株1,894円189,400円
2026年3月3日100株1,872円187,200円
2026年5月7日100株1,792円179,200円
2026年5月11日100株1,771円177,100円
2026年5月15日100株1,644円164,400円
2026年5月19日100株1,652円165,200円
合計600株平均約1,771円1,062,500円

最初は100株、約19万円の投資でした。

ところが株価が下がるたびに、「配当利回りがさらに高くなった」「平均取得単価を下げられる」「財務は悪くない」「累進配当なら持ちながら待てる」と、自分の中で追加投資する理由を作っていきました。

確かに平均取得単価は下がっています。しかし当然ながら、その分だけ投資金額は膨らみます。

気がつけば600株、100万円超。

冷静に考えれば、株価が下がった時こそ一度立ち止まり、最初の投資判断が本当に正しかったのか、会社で何が起きているのかを確認するべきでした。

ところが実際は逆でした。

株価が下がるほど買い、最後は勢いだけではなく、少なからず意地も入っていたと思います。

本来、NISAだからこそ慎重に選ぶべきだった

今回、特に反省しているのがここです。

NISAの成長投資枠には限りがあります。本来なら特定口座以上に、「何を長期で持つのか」を慎重に選ぶ必要がありました。

ところが私は、逆にNISAだからこその欲を出してしまいました。

「この小型グロース株が数年後に化けたら、リターンも大きい」

累進配当で高配当なら、企業が成長するまで配当を受け取りながら待てる。そこから業績が伸び、株価まで大きく上昇すれば値上がり益も狙える。

しかもNISAなら、そのリターンは非課税です。

自分の頭の中では、「累進配当+高配当+小型グロース=配当をもらいながら、大きな成長も狙える」

という、かなり都合のいいストーリーが出来上がっていました。

今なら、その時点でもっと立ち止まれたと思います。でも当時の私は違いました。

「人と違うことをするから、人と違う成果が出せる」

もう一つ、正直に書いておきたいことがあります。

当時の私は、

「新NISAでこのレベルの小型グロース株を100万円近く買う人は、そんなに多くないだろう」

とも考えていました。

新NISAで長期投資するなら、もっと大型株や安定した高配当株、インデックスファンドなどを選ぶ人の方が多い。

それは自分でも分かっていました。だからこそ逆に、

「人と同じことをしていたら、人と違う成果は出せない」という気持ちが出てきました。

「みんなが買わないところにチャンスがある」

「小型株だからこそ、大きく成長した時のリターンも大きい」

「こういうところにNISAで投資できるのが自分の強みかもしれない」

そんなふうに考えていました。

今振り返れば、少し調子に乗っていた部分もあったと思います。

もちろん、人と違う投資をすること自体が悪いとは思っていません。私自身、これからも小型株には投資すると思います。

ただし、人と違うことをすることと、リスクを十分に調べずに取ることは全く別です。

ここを少し混同していました。

「人と違うから面白い」という気持ちが、いつの間にか「多少リスクがあっても自分なら大丈夫」という感覚に変わっていたのかもしれません。

そして、その気持ちが最初の100株で止まらず、600株までナンピンした背景にもあったと思います。

今回の経験から感じるのは、

人と違う成果を出したいなら、人と違うリスクを取ること以上に、人より深く調べる必要がある。

ということです。

次に同じような小型株へ投資する時は、「人と違うから買う」のではなく、「人と違っていても、自分なりに十分調べて納得できたから買う」という順番にしたいと思っています。

「この会社が欲しい」ではなく「何か買いたい」から始まった

今回の本当の失敗は、購入後に株価が下がったことだけではありません。

そもそも私は最初から、「どうしてもブリッジグループへ投資したい」

と思っていたわけではありませんでした。本来狙っていた銘柄が上昇して買いにくくなり、

「他に何か買える銘柄はないかな」というところから探し始めています。

そこで見つけた会社に対して、小型株、財務健全、ストック型、高配当、累進配当という、自分にとって都合のいい材料を積み上げていった。

つまり、十分に分析したから欲しくなったのではなく、欲しくなった後に買う理由を集めてしまった。

そして株価が下がると、今度は最初の判断を正解にしたいという気持ちも加わり、さらに買い増していった。

ここが今回、一番反省しているところです。

そして業績悪化。株価が下がったのにも理由があった

ただし、購入後の株価下落がすべて私の買い方だけの問題だったわけではありません。

会社の業績にも大きな変化が起きました。

主力のインサイドセールスアウトソーシング事業で、一部の大口取引先との契約終了や契約規模の縮小などが発生。その影響で売上・利益が悪化しました。

私が購入時に魅力を感じていたのは、まさに「ストック型で継続性が高い」という部分です。

だからこそ、この変化は重かった。

ストック型だからといって、契約が永久に続くわけではありません。特に大口顧客との取引が縮小したり、契約そのものが終了したりすれば、業績への影響は大きくなります。

今になって思えば、

「ストック型だから安定している」で止まるのではなく、「そのストック売上を誰が支えているのか」まで見るべきだった。

特定顧客への依存度はどうなのか。大口案件が終了した場合、売上はどれだけ減るのか。

売上が落ちた時、人件費などのコストはどうなるのか。

そこまで見て初めて、事業の安定性を分析したと言えるのだと思います。

購入時の私は、そこまで深く見ていませんでした。

業績予想を下方修正。配当予想も95円から85円へ

その後、会社は2026年12月期の業績予想を大きく下方修正しました。

さらに私が購入時に魅力を感じていた年間配当予想も、

95円 → 85円 へ修正されました。

85円は前年と同額なので、前年実績から減配されたわけではありません。

それでも私は、95円への増配まで含めて「高配当+累進配当」という魅力を感じて購入しています。

その意味では、購入時に自分が描いていたシナリオの一つが崩れました。

改めて感じたのは、高配当だから。累進配当だから。ストック型だから。

そんな言葉だけを見て安心してはいけないということです。

株価が下がった時に私が見るべきだったのは、「前より安くなった」という株価ではありませんでした。

会社で何が起きているのか。本来見るべきなのは、そこでした。

1,062,500円が807,600円に。現在▲254,900円

現在の株価は1,346円。600株を保有しているので、評価額は807,600円です。

一方、これまでの投資金額は1,062,500円。

差額は、▲254,900円。約25万円の含み損です。率にすれば約24%のマイナス。

証券口座を開けば、青いマイナスの数字が目に入ります。

「なぜもっと調べなかったのか」「なぜ下がるたびに買ってしまったのか」

「なぜ100万円を超えるまで投資額を膨らませたのか」正直、頭が痛いです。

でも、今回はこの数字を小さく見せるつもりもありません。

▲254,900円。これが現在地です。

それでも中間配当25,500円が入金

そんな中、今回ブリッジグループから中間配当が入りました。

受取額は25,500円。これは素直に嬉しかったです。

100万円を超える資金を投じ、株価では大きな含み損を抱えている。それでも実際に25,500円が入金されると、高配当株の魅力も感じます。

ただし、今回はこの配当を▲254,900円の含み損から差し引いて、「実質いくらのマイナス」と考えるつもりはありません。

含み損は、含み損。現在▲254,900円という事実は、そのまま受け止めます。

むしろ今回感じたのは、配当があるからこその怖さです。

配当が入ると、「これだけ配当があるなら持っていればいいか」「配当をもらいながら戻るのを待てばいいか」という気持ちも出てきます。

しかし、配当を受け取れたことと、最初の投資判断が正しかったことは別です。

25,500円はありがたく受け取る。でも▲254,900円からは目をそらさない。

この二つは分けて考えていきたいと思っています。

当面は保有。このマイナスを戒めにする

今のところ、この600株は当面保有するつもりです。

ただし、「含み損だから売れない」「いつか絶対戻る」という理由だけで持ち続けるつもりはありません。

今後の業績や事業の変化を確認しながら、その都度判断していきます。

一方で、少し変な言い方ですが、今はこの▲254,900円をしばらく見ておくのも悪くないと思っています。

成功した投資の記憶は残りやすいですが、失敗した時の痛みは時間が経つと意外と薄れていきます。

だから次に「何か株を買いたい」と思った時。欲しくなった銘柄の良いところばかり探し始めた時。株価が下がったという理由だけでナンピンしたくなった時。

この数字を思い出したい。

何か買いたいから株を探さない。
欲しくなってから、買う理由を集めない。
人と違うことを目的にしない。
最初の判断を正解にするために、意地でナンピンしない。
そして株価より先に、会社で何が起きているのかを見る。

▲254,900円。かなり痛い授業料です。

だからこそ、この経験は忘れないようにしたいと思っています。

それでも、当時の自分を責め続けるつもりはない

ここまでかなり正直に、自分の失敗を振り返ってきました。

十分に分析しないまま買った。下がるたびにナンピンした。「人と違うことをするからこそ、人と違う成果を出せる」と少し調子に乗っていた。最後は勢いや意地まで入った。

反省するところはたくさんあります。

ただ一方で、当時の自分を必要以上に責めることもしないようにしています。

人間が何かを判断する時には、その時の体調や気持ち、仕事の忙しさ、置かれている環境など、いろいろなものが影響します。

今の自分が振り返れば「もっとこうすれば良かった」と思えることでも、その瞬間には見えていなかったこともあります。

そして企業も生き物です。業績も事業環境も取引先も、時間とともに変化していきます。

私が購入した頃には年間95円への増配が見込まれていました。しかしその後、大口取引先との契約終了や取引規模の縮小が発生し、業績予想も配当予想も変わりました。

投資した時点ですべてを予測することなどできません。

そう考えると今回の投資も、

その時の自分が持っていた情報や経験、その時置かれていた状況の中で選択した結果です。

もちろん、それを理由に失敗を正当化するつもりはありません。

反省すべきところは、しっかり受け止める。でも同時に、

「あの時の自分なりに、その時点ではベストを尽くした結果だった」とも思うようにしています。

過去の自分を責め続けても、投資は上手くなりません。

大切なのは、そこから何を学び、次の判断にどう生かすかだと思っています。

欲しい株が高いなら、我慢も必要

今回もう一つ、大きく学んだことがあります。

欲しい株が高くて買えないなら、無理に別の株を探さなくてもいい。

現金で待てばいい。今なら当たり前に思えます。

しかしNISAの投資枠があると、「せっかく枠があるのだから何か買いたい」という気持ちも出てきます。

そこに「小型グロースなら化けるかもしれない」「高配当だから待てる」「累進配当なら安心」「人と違うところに投資するからこそ大きな成果が出る」という期待が重なり、結果として600株、100万円を超える投資になりました。

NISAの枠を埋めることが目的ではありません。人と違うことをすることが目的でもありません。

自分が本当に納得できる企業へ、自分が許容できるリスクの範囲で投資する。

今回の失敗は、その基本を改めて思い出させてくれました。

▲254,900円も、自分の成長の糧にする

現在600株保有。投資金額は1,062,500円。株価は1,346円。評価額は807,600円。

現在の含み損は▲254,900円。そして今回受け取った中間配当は25,500円です。

現時点では、とても成功した投資とは言えません。

ただ数年後、この600株がどうなっているのかは分かりません。

「あの時売らなくて良かった」と思っているかもしれない。

逆に「あの時もっと早く判断すれば良かった」と思っているかもしれません。

どちらになるかは、今の私には分かりません。でも一つだけ決めています。

今回の失敗を、なかったことにはしない。

十分に分析しないまま欲しくなり、「人と違う投資だからこそ面白い」と少し調子に乗り、勢いで買い、意地でナンピンし、その後の業績悪化と配当予想修正を経験して、現在▲254,900円の含み損を抱えている。

これも私のリアルな投資です。成功した銘柄だけを書くのではなく、こういう投資も残しておきたい。

そのうえで当時の自分を責め続けるのではなく、しっかり受け止めて次に生かす。

成功も失敗も、全部ひっくるめて自分の投資経験です。

このマイナスがいつか消える日が来るのか。その時、自分は今回の投資をどう振り返るのか。

ブリッジグループについては、これからも追いかけていきたいと思います。

そして今回の経験を、自分の成長の糧にしていきます。

勢いで買った株を、意地だけで持ち続けない。
人と違うこと自体を目的にしない。
失敗を認める。でも過去の自分まで否定しない。
そして次は、もっと深く会社を見て判断する。

これもまた、リョータの投資カルテです。

※本記事は私自身の投資記録・体験談であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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