【家族で神社巡り・山形】湯殿山神社へ|裸足で参拝・バス・料金も紹介する家族4人の体験記

湯殿山神社 体験記
湯殿山神社

家族で神社やお寺を巡る機会が少しずつ増えてきました。

今回向かったのは、山形県鶴岡市にある湯殿山神社本宮

羽黒山、月山とともに出羽三山のひとつに数えられ、古くから「生まれかわり」の信仰と深く結びついてきた場所です。

これまで家族でいろいろな神社を訪れてきましたが、湯殿山は今までとはまったく違いました。

本宮は撮影禁止。

さらに、靴を脱いで裸足になり、お祓いを受けてから参拝します。

ブログを書いている私としては、一番紹介したい場所の写真を撮れないというのは少し困ります。

しかし実際に参拝を終えてみると、

写真に残せなかったからこそ、逆に強く記憶に残った。

そんな家族参拝になりました。


仙台から家族で湯殿山神社へ

この日は家族で仙台から山形方面へ。

仙台宮城ICから高速道路に乗り、山形自動車道の月山ICを目指します。

仙台宮城ICから月山ICまでは、普通車の通常料金で片道2,960円

ETCの休日割引が適用される場合は片道2,070円となるため、曜日や利用条件によって料金は変わります。

月山ICを降りてから湯殿山方面へ向かい、最後に通るのが湯殿山有料道路

普通車(3・5ナンバー)は、

往復400円。

神社へ向かう途中に有料道路があるというのも、普段の神社巡りとは少し違います。

山の奥へ奥へと入っていくにつれて、

「いよいよ湯殿山に来たな」

という感じがしてきます。


湯殿山神社の大鳥居に到着

駐車場付近まで来ると、まず目に飛び込んでくるのが大きな朱色の鳥居。

周囲を山々に囲まれた中に立つ大鳥居は存在感があります。

本宮は撮影禁止ですが、こちらでは写真を撮ることができます。

今回の記事でも、この大鳥居の写真が大活躍することになりました。


駐車場から本宮へ|歩くのが好きな我が家も今回はバス

駐車場から湯殿山神社本宮までは、歩いて向かうこともできます。

徒歩なら片道20~30分ほど。

我が家は普段から歩くことが好きなので、通常なら、

「せっかくだから歩こう」

となるところです。

しかし、この日はかなり蒸し暑い。

さらに周辺には、

「クマに注意」

の看板も。

……今回はバスにしよう。

ということで、家族全員で本宮参拝バスを利用しました。

バス料金は、

大人:片道200円・往復400円
小人:片道100円・往復200円

我が家の場合、家族4人の往復で1,400円でした。

バスに乗れば本宮付近まで約5分。

この時点では、

「歩いても行けたかな」

くらいに思っていました。

しかし、このあと参拝してみて、

「バスにして正解だったな」

と実感することになります。


バスを降りて本宮へ|ここから先は撮影禁止

バスを降りてからも少し歩きます。

階段などはありますが、そこまで長い距離ではありません。

そして、いよいよ本宮へ。

ここから先は撮影禁止です。

湯殿山には古くから、

「語るなかれ、聞くなかれ」

という言葉があります。

そのため、本宮の様子を写真で紹介することはできません。

ここから先は、私たち家族が実際に体験した範囲で書いていきます。


家族全員で裸足になり、お祓いを受ける

順路に沿って進み、靴を脱ぎます。

ここからは家族全員、裸足。

そして本宮を参拝する前に、お祓いをしていただきます。

御祓料は、

中学生以上500円
小学生以下無料。

我が家の場合は1,500円でした。

一人ひとり紙の人形を受け取り、自分の体を拭います。

そして、その紙を水に浮かべる。

普段の神社参拝とはまったく違う体験です。

その後、家族みんなでお賽銭を入れ、手を合わせました。

家族4人が裸足になって一緒に参拝する。

子どもたちにとっても、これはかなり記憶に残る経験になったのではないかと思います。


家族みんなで「あっつ!」

そして、今回の湯殿山で忘れられない場面。

裸足のまま、お湯が流れている急な岩を登っていきます。

これが、

熱い。

家族みんな、

「あっつ!」

「熱っ!」

と言いながら登ります。

距離だけを考えれば、それほど長いわけではありません。

しかし、裸足。

さらに岩場。

そこにお湯の熱さまで加わります。

思っていた以上に体力を使います。

しかもこの日は蒸し暑い。

その時、

「駐車場から歩いてこなくて正解だったな……」

と思いました。

普段は歩くことが好きな我が家ですが、今回はバスを選んで正解でした。

湯殿山へ夏に家族で行く方、特に子ども連れの場合は、無理をせずバスを利用するのもおすすめです。


大好きだった祖父と祖母を思いながら先祖供養

参拝の途中では、先祖供養をすることもできました。

今回、我が家は500円の先祖供養セットを購入。

ろうそくと線香を供え、祈りの紙を水で濡らして岩に貼り付けます。

そこで私の頭に浮かんだのが、ずいぶん前に亡くなった祖父と祖母でした。

私は祖父も祖母も大好きでした。

亡くなってから、もうかなりの年月が経っています。

普段の生活では、仕事があり、家族との生活があり、やりたいこともたくさんあります。

毎日はどんどん過ぎていきます。

だからこそ、こういう場所に来ると、ふと昔のことを思い出します。

子どもの頃の自分。

祖父や祖母と過ごした時間。

そして今、自分が親になり、妻と子どもたちと一緒にここへ来ていること。

ろうそくと線香を供えながら、

「ありがとう」

そんな気持ちで、大好きだった祖父と祖母のことを思いながら、ゆっくり手を合わせることができました。

観光で訪れたはずの湯殿山でしたが、私にとって思いがけず大切な時間になりました。


最後は足湯へ|振り返ると蛇が2匹

参拝の最後には足湯につかることもできます。

裸足で岩を歩き、熱さに耐えながら登った後なので、ここで一息。

家族みんなで足を休めました。

そして何気なく後ろを振り返ると……

岩場に蛇が2匹。

「蛇いる!」

参拝を終えた直後、それも神聖な湯殿山で見かけた2匹の蛇。

なんだか縁起のいいものを見たような気持ちになりました。

こういう偶然も、旅の記憶に残るものです。


写真は一枚もない。それでも一番覚えている

お祓い。

裸足での参拝。

家族みんなで、

「あっつ!」

と言いながら岩を登ったこと。

祖父と祖母を思いながら手を合わせたこと。

足湯。

そして2匹の蛇。

ここまでの写真は一枚もありません。

普段なら何かあるたびにスマホを取り出します。

ブログを始めてからは特に、

「これ記事に使えるな」

と考えて写真を撮ることも増えました。

でも湯殿山では、それができません。

スマホをしまい、目の前のものを見る。

家族と同じ体験をする。

考えてみれば、今の時代では逆に珍しい時間なのかもしれません。

写真がないのに、これほど書きたいことが残った。

湯殿山は、そんな場所でした。


湯殿山神社の御朱印もいただきました

参拝の記念に、湯殿山神社の御朱印もいただきました。

初穂料は500円

家族で神社巡りをするようになってから少しずつ増えてきた御朱印。

今回も、家族で湯殿山を訪れた記録がひとつ増えました。

写真を撮ることのできない本宮だけに、御朱印を見ると今回の参拝を思い出せそうです。


参拝後は1本150円の玉こんにゃく

参拝を終えて戻ってきたあとは、山形らしく玉こんにゃく

1本150円

家族4人なので、

150円×4本=600円。

家族で一本ずついただきました。

裸足で参拝し、岩を登り、足湯にも入り……

思った以上に体力を使ったあとの玉こんにゃく。

こういう時に食べるものは、また美味しく感じます。

神聖な参拝のあとに玉こんにゃく。

これも含めて我が家の湯殿山です。


大鳥居の前で妻と子どもたちを撮っていると……

帰る前に、大きな朱色の鳥居の前で記念撮影。

私はいつものようにカメラを持ち、妻と子どもたちの写真を撮っていました。

その時、ふと思ったことがあります。

そういえば、家族全員が揃った写真って意外と少ないな。

旅行に行けば写真はたくさん撮ります。

しかし私が撮る側になることが多いので、残っているのは妻と子どもたちの写真ばかり。

それまで特に気にしていませんでした。

すると、近くにいた見知らぬ女性が突然声をかけてくれました。

「撮ってあげるから、みんなで入りな。カメラ貸して」

少し驚きましたが、ありがたくお願いすることに。

そして大鳥居をバックに、

家族全員が揃った写真

を撮っていただくことができました。

撮影していただいたお礼に、今度はこちらがその方たちの写真を撮影。

名前も知りません。

おそらく、もう会うこともないと思います。

それでも、その方が声をかけてくれなければ、この日の家族全員の写真は残っていませんでした。


写真撮影禁止の湯殿山で、最後に残った家族写真

考えてみると不思議です。

今回、一番印象に残った本宮は撮影禁止。

参拝中の写真は一枚もありません。

それなのに最後には、これまで意外と少なかった家族全員の写真が残りました。

しかも撮ってくれたのは、たまたま同じ時間に湯殿山を訪れていた見知らぬ方。

なんだか今回の旅らしい終わり方でした。

これからは旅行に出かけた時、

「家族全員で一枚撮ろう」

と意識してもいいのかもしれません。

今は当たり前のように家族で出かけています。

でも、子どもたちはどんどん大きくなります。

いつまでも今と同じように家族全員で出かけられるとは限りません。

何年か後、この日の写真を見た時、

「あの時、湯殿山に行ったよね」

と話せたら、それだけでも十分です。


当初予定していた羽黒山は断念

実はこの日、当初は湯殿山を参拝したあと羽黒山にも行く予定でした。

しかし、思っていた以上に湯殿山をゆっくり楽しみました。

裸足での参拝も、なかなか体力を使います。

時間を考えると、ここから羽黒山まで行けばかなり慌ただしくなりそう。

無理に予定を詰め込んで、

「何か所行った」

ということを目的にしても仕方ありません。

そこで今回は羽黒山を断念。

また来ればいい。

そう考えることにしました。

そして、次に我が家が優先したのが……

山形市の中華美食屋。

神聖な湯殿山をあとにしながら、徐々に頭の中は昼ごはんへ。

この切り替えの早さも、我が家らしいところです。


湯殿山神社本宮の基本情報・料金

これから湯殿山を訪れる方の参考になるよう、2026年の基本情報をまとめておきます。

名称
湯殿山神社本宮

所在地
山形県鶴岡市田麦俣六十里山7

2026年開山期間
2026年6月1日~11月3日予定

駐車場
約150台

本宮参拝
土足厳禁・裸足で参拝

撮影
本宮は撮影禁止

御祓料
中学生以上:500円
小学生以下:無料

湯殿山有料道路
普通車(3・5ナンバー):往復400円

本宮参拝バス
大人:片道200円/往復400円
小人:片道100円/往復200円

駐車場から本宮まで
徒歩:約20~30分
参拝バス:約5分

※営業時間や開山期間などは天候や降雪状況によって変更される場合があるため、訪問前に最新情報を確認することをおすすめします。


家族で実際にかかった湯殿山の費用

今回、我が家が湯殿山で実際に使った主な費用をまとめます。

湯殿山有料道路
400円

御祓料
1,500円

本宮参拝バス往復(家族4人)
1,400円

御朱印
500円

先祖供養セット
500円

玉こんにゃく4本
600円

現地で使った主な費用

合計4,900円+お賽銭

これにガソリン代と高速道路料金がかかります。

仙台宮城ICから月山ICまでは、普通車の通常料金で、

片道2,960円
往復5,920円。

通常料金で計算すると、

高速道路往復5,920円+現地4,900円=10,820円

となります。

ETCの休日割引が適用される場合は片道2,070円なので、

高速道路往復4,140円+現地4,900円=9,040円

が目安です。

これにガソリン代とお賽銭を加えるイメージです。

家族4人の日帰り体験として考えれば、それほど大きな金額ではありません。

それ以上に、普段の神社ではなかなか経験できない参拝ができました。


写真に残せなくても、記憶に残った湯殿山

初めて訪れた湯殿山神社。

行く前は、ここまで印象に残る場所になるとは思っていませんでした。

家族全員で裸足になり、お祓いを受ける。

みんなでお賽銭を入れて祈る。

「あっつ!」

と言いながら裸足で岩を登る。

大好きだった祖父と祖母を思いながら先祖供養をする。

足湯につかり、2匹の蛇を見る。

参拝後に玉こんにゃくを食べる。

そして最後には、見知らぬ方の親切で家族全員の写真を撮ってもらう。

本宮の写真は一枚もありません。

それでも、思い出はたくさん残りました。

もしかすると、

何でも写真に残せる時代だからこそ、写真に残せない体験の方が心に残るのかもしれません。

いつか子どもたちが大きくなった時、今回の参拝をどこまで覚えているかは分かりません。

それでも、大鳥居の前で撮ってもらった家族写真を見れば、きっと思い出すはずです。

家族みんなで、

「あっつ!」

と言いながら裸足で登った、あの夏の湯殿山を。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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