『DIE WITH ZERO』感想|40代で考えたお金の使い方と経験の価値

DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)の書評・要約アイキャッチ画像 おすすめ書籍

るあまり、今しかできない経験をすべて後回しにしてしまう。それは、お金を貯めることとは別の意味で、もったいないことなのかもしれません。

なぜ「今、経験にお金を使うべき」なのか?

本書で特に印象に残ったのが、「経験の配当」 という考え方です。

株式投資では、企業の株を保有することで配当金を受け取れる場合があります。

一方、旅行や新しいことへの挑戦などの経験も、そのときだけで終わるものではありません。

例えば、家族で旅行に出かけたとします。

旅行中に美しい景色を眺めたり、美味しいものを食べたりする時間はもちろん楽しいものです。しかし、旅行が終わってからも、写真を見返したり、家族で「あのとき楽しかったね」と話したりすることがあります。

そのたびに、当時の楽しさを思い出すことができます。

これが、本書で紹介されている「経験の配当」という考え方です。

私は長年、株式から得られる配当金を再投資することを楽しみにしてきました。しかし、思い出にも配当のような価値があると考えると、お金の使い方に対する見方が少し変わりました。

将来のために資産を増やすことも大切ですが、今しかできない経験を積み重ねることにも、同じように価値があるのだと思います。

とはいえ、長年の「貯蓄の習慣」は簡単には変えられない

本を読んで「経験にお金を使うことが大切だ」と理解しても、長年続けてきた生活習慣を急に変えるのは難しいものです。

私自身、会社員として働きながら、少しずつ投資資金を作り、長期的な資産形成に取り組んできました。

そのため、「今日から貯金や投資をやめて、お金をどんどん使おう」とは到底思えませんでした。

老後の生活や子どもたちの将来を考えれば、備えを持つことは必要です。極端に考えてしまうと、かえって将来への不安が大きくなってしまいます。

そこで私が考えたのは、これまで続けてきた資産形成を大切にしながら、人生を楽しむ機会も増やしていくという方法でした。

私が意識しているのは、次の4つです。

  • 稼ぐ:仕事や新しい挑戦を通じて、収入を増やす努力をする
  • 使う:自分や大切な人のために、お金を使う機会を増やす
  • 蓄える:将来の安心につながる資産形成を続ける
  • 経験する:旅行や新しい挑戦など、思い出に残る体験を増やす

この4つをバランスよく伸ばしていくことが、今の私の目標です。

単に貯金を取り崩して経験にお金を使うのではなく、もっと稼ぎ、もっと蓄え、それと同時に、もっと使って、もっと経験する。

もちろん、毎年すべてを増やせるとは限りません。それでも、昨年の自分より少しでも充実した一年にしたいと思っています。

この考え方なら、これまでの資産形成を否定することなく、今の人生も楽しめるのではないでしょうか。

実践初期の失敗と気づき|ブランド品を買ってみたけれど……

「もっとお金を使い、人生を楽しもう」

そう考え始めた頃、まず試してみたのが、これまで購入をためらっていた少し高価なものを買ってみることでした。

特に分かりやすかったのが、ブランド品などの買い物です。

実際に購入してみると、良かったこともありました。

自分もこうしたものが似合う人間になりたいと思うようになり、身だしなみや仕事への意識が高まったこともあります。

少し背伸びをした買い物が、自分自身のモチベーションにつながることもあるのだと感じました。

しかし、すべてが満足のいく買い物だったわけではありません。

中には、「払った金額のわりには、それほど嬉しくなかったな……」と感じるものもありました。

高価なものを買えば、それだけ満足感も大きくなる。そんな単純な話ではなかったのです。

今振り返れば、当時の私はお金の使い方があまり上手ではなかったのかもしれません。

それでも、実際に買ってみなければ分からなかったこともあります。

自分にとって何が価値のある買い物なのか。何にお金を使えば満足できるのか。

失敗も含めて、良い勉強になったと思っています。

費用以上の満足をくれたのは「大切な人との時間」だった

そんな試行錯誤を繰り返す中で、私が特に満足感を得られるお金の使い方も見えてきました。

それが、家族との旅行や、大切な仲間との会食です。

家族4人で出かけた旅行先の景色や、初めて訪れたお店で食べた料理。何気ない会話や、普段とは違う場所で過ごした時間は、後から振り返っても楽しい思い出として残っています。

最近では、家族で羽黒山の石段を登ったり、蔵王へ出かけたりする機会もありました。

旅行の計画を立てるところから始まり、実際に出かけ、帰宅してから写真を見返す。こうした時間も含めて、旅行には大きな価値があると感じています。

もちろん、高価なものを買う楽しさもありますし、物を所有することが悪いわけではありません。

ただ、私の場合は、家族や大切な人と一緒に過ごす時間の方が、長く心に残ることが多いようです。

特に子どもたちは、これから成長するにつれて、それぞれの生活が中心になっていくでしょう。

今のように家族4人で旅行に出かけられる時間も、いつまでも続くわけではありません。

そう考えると、今しかできない経験には、多少お金を使ってでも大切にしたい価値があると思うようになりました。

本書で紹介されている「経験の配当」という考え方を、最近は少しずつ実感しています。

『DIE WITH ZERO』の考え方を、そのまま実践する必要はない

この本のタイトルは『DIE WITH ZERO』、日本語では「ゼロで死ね」です。

非常にインパクトのあるタイトルですが、実際に資産をすべて使い切ることを目標にする必要があるかといえば、私はそうは思いません。

人それぞれ、家族構成や収入、健康状態、老後への考え方は異なります。

子どもに財産を残したい方もいるでしょうし、将来の医療費や介護費用に備えておきたい方もいるでしょう。

私自身も、会社員として働きながら、これからも資産形成を続けていくつもりです。

ただ、今までと少し違うのは、資産を増やすことと同じくらい、上手に使うことも意識するようになったという点です。

本書の考え方をすべて受け入れるのではなく、自分の生活に合った部分を取り入れる。

それで十分なのではないかと思います。

まとめ|人生で一番若い今日、何にお金を使うか

『DIE WITH ZERO』を読んで改めて感じたのは、お金には使うのに適したタイミングがあるということです。

若い頃にしかできない経験もあれば、年齢を重ねてから楽しめることもあります。

そして、お金を使ったときの満足感は、必ずしも金額の大きさに比例するわけではありません。

私はこれまで、長年にわたって資産形成に取り組んできました。

その考え方を変えるつもりはありませんし、これからも株式投資や新しい挑戦を続けていきます。

ただ、貯めることばかりに意識を向け、今しかできない経験を後回しにしてしまうのは、やはりもったいないと感じます。

家族との旅行、大切な人との食事、初めての場所への訪問。そうした経験を少しずつ増やしながら、人生を楽しんでいきたいと思っています。

48歳になった今、まだまだやりたいことはたくさんあります。

もっと稼ぎ、もっと蓄え、もっと使い、もっと経験する。

これからも、この4つを大切にしながら、自分なりのペースで人生を豊かにしていきたいと思います。

皆さんは、今しかできないことに、お金や時間を使えていますか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。のお店に、少し贅沢なご飯を食べに行くことから始めてみませんか?

あわせて読みたい|私が大切にしている経験への投資

お金を使って良かったと感じるのは、家族や大切な人と過ごす時間です。実際に訪れて、思い出に残った食事をご紹介します。

小学校最後の運動会のご褒美に!うまい鮨勘ゆとろぎ多賀城店で家族ランチ | Next Innovation公式ブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました