毎日会社へ行き、仕事をこなし、休日は家族と過ごす。それなりに安定した生活を送っていても、ふと「このままでいいのだろうか」と考えることがあります。
私は現在48歳。これまで5社を経験し、転職を繰り返しながら会社員として働いてきました。今も仕事や将来に悩むことはありますが、その一方で株式投資や不動産投資、ブログ運営など、新しいことにも挑戦しています。
そんな私が今回読んだのは、ジョン・ストレルキー著『世界の果てのカフェ』です。
人生の目的を問いかける不思議な物語ですが、難しい哲学書ではありません。私自身、3時間ほどで読み終えることができました。
読み終えて感じたのは、自分が何のために働き、何を大切にして生きていきたいのか、改めて考える時間の大切さでした。
『世界の果てのカフェ』はどんな本?
物語の主人公は、日々の生活に疲れた男性・ジョン。
ある日、道に迷った彼は、人里離れた場所にある不思議なカフェにたどり着きます。そこで出会った人たちとの会話を通じて、自分の人生について考え始めるという物語です。
印象的なのは、カフェのメニューに書かれた3つの問いです。
- なぜ、ここにいるのか?
- 死を恐れているか?
- 満たされているか?
どれも短い言葉ですが、いざ自分自身に問いかけてみると、簡単には答えられません。
私も読み進めながら、これまでの会社員生活や転職の経緯、そして今挑戦していることについて振り返っていました。
学生時代の私は、人生の目的など考えていなかった
今でこそ将来を考え、資産形成や新しい挑戦に取り組んでいますが、学生時代の私はまったく違いました。
勉強や就職のことを深く考えることもなく、仲間と協力して何とか単位を取り、アルバイトをしては服を買い、飲みに行って遊ぶ。そんな学生生活を送っていました。
どんな業界で、どんな仕事をしたいのかも分かりませんでした。
給料が良くて、何となく華やかで格好いい会社ならどこでもいい。その程度の考えで就職活動をしていたのです。
当時は就職氷河期でしたが、将来の自分がどのような人生を送りたいのか、真剣に考えた記憶はほとんどありません。
『世界の果てのカフェ』に登場する「なぜ、ここにいるのか?」という問い。
もし学生時代の私がこの質問をされたとしても、きっと答えられなかったと思います。
5社を経験しても、仕事の悩みがなくなるわけではない
社会人になって最初に就職したのは消費者金融会社でした。
仕事は厳しく、入社2年目には店長を任されるようになりました。その後、安定した環境を求めて転職しましたが、再び民間企業へ戻り、27歳からは経営コンサルティング会社で約8年間、営業の仕事に打ち込みました。
成果が収入に反映される環境で、賞与が100万円を超えることも何度もありました。営業の仕事自体は嫌いではなく、結果を出すことにやりがいも感じていました。
その後、35歳で地元企業へ転職。給与は大きく下がり、48歳になった現在も、34歳当時の年収には届いていません。
転職を重ねれば、もっと自分に合った会社が見つかる。若い頃はそんな期待もあったのかもしれません。
しかし、どの会社にも良いところと難しいところがあります。
営業数字へのプレッシャー、社内の人間関係、評価や昇給への不満。年齢を重ね、経験を積んだからといって、すべてが解決するわけではありません。
もちろん、会社員として働いてきたからこそ得られた経験や出会いもたくさんあります。それでも、ふと「このまま定年まで働き続けるだけでいいのだろうか」と考えることがあります。
そんな自分にとって、この本の問いかけは決して他人事ではありませんでした。
47歳で始めた不動産投資も、自分の人生を変えるための挑戦
私は47歳で、念願だった1棟目の収益不動産を購入しました。
以前から不動産投資に興味はありましたが、融資の問題や資金面の不安もあり、簡単には実現できませんでした。
金融機関に断られたり、希望する条件に合わなかったり、何度も壁にぶつかりました。それでも諦めず、信用金庫からの融資を受け、ようやく購入することができました。
もちろん、購入して終わりではありません。空室対策や修繕、資金繰りなど、実際に大家になって初めて分かった苦労もあります。
それでも、自分で考え、決断し、行動することで少しずつ状況が変わっていく。その過程に、会社員としての仕事とはまた違うやりがいを感じています。
私が不動産投資に挑戦したのは、単に家賃収入を増やしたいからだけではありません。
会社から受け取る給与以外にも収入を得る手段を持ち、将来の選択肢を増やしたい。そして、年齢を理由に挑戦することを諦めたくないという思いがあったからです。
この本を読んで、改めて自分が目指しているものを考えることができました。
「満たされているか?」という問いへの私の答え
本に登場する3つの問いの中で、特に考えさせられたのが「満たされているか?」という言葉です。
私は妻と2人の子どもに恵まれ、会社員として働きながら、株式投資や不動産投資にも取り組んでいます。
家族で旅行を楽しんだり、美味しいものを食べに出かけたり、休日には自分の好きなことをする時間もあります。
こうして考えれば、十分に恵まれた生活なのだと思います。
しかし、仕事で思うような結果が出なかったり、評価や収入について不満を感じたりすることもあります。家庭でも悩みは尽きません。
満たされている部分もあれば、まだ満たされていないと感じる部分もある。それが今の私の素直な答えです。
ただ、一つ気づいたことがあります。
すべてに満足できる状況になるまで待っていたら、いつまでたっても新しいことに挑戦できないのではないかということです。
仕事に不満があっても、家族との時間を楽しむことはできます。将来に不安があっても、今できることから行動することはできます。
何もかも理想通りになるのを待つのではなく、今ある環境の中で自分なりの楽しみや目標を見つけていく。
そんな生き方も悪くないのではないかと思いました。
48歳から始めたブログも、人生の新しい挑戦
私がこのブログを運営しているのも、自分自身の挑戦の一つです。
株式投資では成功したこともあれば、思うようにいかなかったこともあります。不動産投資も、購入に至るまで簡単な道のりではありませんでした。
会社員として働きながら感じてきた悩みや葛藤も、決して少なくありません。
そうした経験を発信することで、同じように悩んでいる方や、これから何かを始めたい方の参考になれば嬉しいと思っています。
特別な才能があるわけでも、若い頃から明確な人生設計を持っていたわけでもありません。
むしろ、遠回りばかりしてきた人生だったように感じます。
それでも48歳になった今、新しいことに挑戦する楽しさを感じています。
『世界の果てのカフェ』を読んで、自分が今取り組んでいることも、これからの人生を自分らしく生きるための一つの答えなのかもしれないと思いました。
『世界の果てのカフェ』をおすすめしたい人
この本は、仕事や人生について少し立ち止まって考えたい方におすすめです。
特に、毎日忙しく働いている会社員の方や、40代・50代になって今後の生き方を考え始めた方には、共感できる部分があると思います。
物語はカフェでの会話を中心に展開するため、哲学的なテーマを扱いながらも読み進めやすい構成です。
一方で、明日から実践できる具体的な仕事術や資産形成の方法が書かれた実用書ではありません。
この本の良さは、正解を教えてくれることではなく、自分自身に問いを投げかけてくれるところにあると感じました。
読む人の年齢や置かれた環境によって、感じ方も変わるのではないでしょうか。
まとめ|人生の目的は、自分で考え続けていきたい
若い頃の私は、どんな人生を送りたいのか深く考えることもなく、目の前の仕事や生活に追われていました。
転職を繰り返し、成功も失敗も経験してきましたが、48歳になった今でも、人生の正解が分かったわけではありません。
それでも、以前よりは自分が何を大切にしたいのか、少しずつ見えてきたように思います。
会社員として働くことも、投資に挑戦することも、ブログを書くことも、家族と過ごす時間も、すべて自分の人生の一部です。
これからも悩むことはあるでしょうし、思い通りにいかないこともあると思います。
ただ、何歳になっても新しいことに挑戦し、自分の可能性を広げていきたい。その気持ちは持ち続けていたいと思っています。
『世界の果てのカフェ』は、そんな自分の生き方を改めて見つめ直すきっかけになった一冊でした。
ここにない未来は、自分で創る。
これからも、この言葉を大切にしながら歩んでいきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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