こんにちは、リョータです。
今回の「リョータの投資カルテ」は、不動産デベロッパーの**エスコン(8892)**です。
私がエスコンを購入したのは、2016年10月4日。
取得単価は313円で、保有株数は100株です。
今回受け取った2026年3月期の配当金は、100株で4,800円。

現在株価は1,115円、次期の予想配当は1株53円となっており、取得価格に対する予想配当利回りは**16.93%**まで上昇しています。
この銘柄について感じていることは、非常にシンプルです。
失敗は、100株しか買わなかったこと。
成功は、100株だけでも見送らずに買ったこと。
約10年にわたる保有を振り返ります。
リョータの投資カルテ
通称:バーゲンハンター
持病:優良割安株欲しい病
総合評価:★★★★★
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| 配当力 | ★★★★★ |
| 割安度 | ★★★★☆ |
| 成長性 | ★★★★☆ |
| 財務安心度 | ★★★☆☆ |
| 含み益 | ★★★★★ |
| 長期保有適性 | ★★★★★ |
診断
少額投資が、想像以上の成果へ育った成功例。
購入当時、エスコン以外にも魅力を感じる不動産銘柄が複数ありました。
私は別の銘柄を主力株として選び、そちらを複数単元購入。それでもエスコンを完全に見送ることができず、100株だけ購入しました。
その後、エスコンは中部電力グループの一員となり、売上や事業規模が拡大。株価だけでなく配当も成長し、取得利回りは16%を超える水準まで育ちました。
主力銘柄にはできませんでしたが、少しでも保有していたことで企業成長の恩恵を受けられた銘柄です。
処方箋
現在の100株を大切に保有し、財務状況を確認しながら配当を受け取り続ける。
取得利回りは十分に高く、含み益も拡大しています。
一方で、不動産会社として負債が多く、自己資本比率も高くありません。過去の成功だけを理由に安易な買い増しはせず、現在の優良なポジションを維持します。
取得情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄名 | エスコン |
| 証券コード | 8892 |
| 取得日 | 2016年10月4日 |
| 取得株数 | 100株 |
| 取得単価 | 313円 |
| 取得金額 | 31,300円 |
取得金額は31,300円です。
当時は主力銘柄として別の不動産株を選んでいたため、エスコンへの投資は最低単元にとどめました。
それでも、「この銘柄も欲しい」と感じて購入した100株が、現在では配当と含み益の両方を生み出しています。
現在の保有状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現在株価 | 1,115円 |
| 保有株数 | 100株 |
| 現在評価額 | 111,500円 |
| 含み益 | 80,200円 |
| 株価上昇率 | 約256% |
| 2026年3月期配当金 | 4,800円 |
| 次期予想配当 | 1株53円 |
| 次期予想配当金 | 5,300円 |
| 予想取得利回り | 16.93% |
| 現在株価での予想利回り | 約4.75% |
※株価、指標および配当予想は記事作成時点の情報です。
※含み益は税金や売買手数料を考慮していません。
取得単価313円に対して、現在株価は1,115円。
株価は取得時の約3.6倍となり、含み益は80,200円まで増加しました。
わずか31,300円の投資ですが、長く保有したことで、想像していた以上の成果へ育っています。
今回受け取った配当金
今回受け取った2026年3月期の配当金は、100株で4,800円でした。
取得金額31,300円に対する実績配当利回りは、約15.34%です。
さらに、次期の予想配当は1株53円。100株では年間5,300円の配当が見込まれます。
取得価格に対する予想配当利回りは、
5,300円 ÷ 31,300円 × 100
= 16.93%
となります。
購入当時から高配当であることに魅力を感じていましたが、長期保有と増配によって、取得利回りはさらに高くなりました。
高配当株投資では、現在の配当利回りだけでなく、購入価格に対して配当がどこまで成長したかを見る楽しみもあります。
株主優待について
エスコンには株主優待制度がありますが、私は100株のみの保有のため対象外です。
購入時から優待を主な目的としていたわけではなく、高配当と株価の割安感に魅力を感じて投資しました。
100株では優待を受け取れませんが、現在の含み益と取得利回りを考えれば、十分満足できる投資成果です。
購入した理由
購入当時、エスコンは不動産会社という業種柄、負債の多さが気になる銘柄でした。
不動産開発会社は、土地や物件の仕入れ、建設や開発に多額の資金を必要とします。そのため、他業種と比べると有利子負債が大きくなりやすい特徴があります。
財務面に不安がなかったわけではありません。
それでも、当時のエスコンは高配当で、株価にも割安感がありました。
同じように魅力を感じる不動産株が複数あったため、私は別の銘柄を主力として複数単元購入。エスコンは主力から外れましたが、どうしても気になり、100株だけ購入しました。
主力ではない。でも、これも欲しい。
バーゲンハンターの持病である「優良割安株欲しい病」が発症した結果です。
保有後に訪れた大きな転機
エスコンを購入して数年後、同社は中部電力の子会社となりました。
購入時には、そのような展開まで予想していたわけではありません。
中部電力グループに加わったことで、企業としての信用力や事業基盤が強化され、売上や事業規模は大きく拡大しました。
株式投資では、購入した時点では予想できなかった変化が、企業の成長を後押しすることがあります。
もちろん、すべての銘柄でそのような好材料が生まれるわけではありません。
それでも、自分が魅力を感じた企業を長く保有していたからこそ、エスコンの変化と成長を株主として経験できました。
現在の株価指標と財務状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PER | 7.64倍 |
| PBR | 1.23倍 |
| 自己資本比率 | 17% |
| 予想配当利回り | 約4.75% |
| 予想取得利回り | 16.93% |
現在のPERは7.64倍です。
利益に対する株価という点では、割高感の強い水準ではありません。
PBRは1.23倍。1倍を上回っているため、純資産面で極端に割安とはいえませんが、現在の収益力や配当利回りを踏まえると、過熱感のある水準でもないと見ています。
一方、注意が必要なのは、自己資本比率が**17%**であることです。
不動産開発会社は負債を活用して土地や物件を仕入れ、事業を拡大していくため、自己資本比率が低くなりやすい業種です。
ただし、「不動産会社だから低くても問題ない」と安心しきることもできません。
今後は、次のような点を確認していく必要があります。
- 有利子負債の増減
- 棚卸資産の膨らみ
- 開発物件の販売進捗
- 金利上昇による資金調達コスト
- 営業キャッシュフロー
- 配当を支える利益の継続性
PERの低さや配当利回りの高さだけでなく、負債を活用して成長する企業であることを理解したうえで保有する必要がある銘柄です。
成功した点
成功した点は、100株だけでも見送らずに購入したことです。
投資を検討していると、購入しない理由はいくらでも見つかります。
- 負債が多い
- 不動産市況が心配
- もっと魅力的な銘柄がある
- 主力銘柄へ資金を集中させたい
- 株価がさらに下がるかもしれない
エスコンにも、購入を見送る理由はありました。
それでも魅力を感じたため、最低単元だけ購入しました。
その100株が現在では、
- 含み益80,200円
- 次期予想配当5,300円
- 予想取得利回り16.93%
という成果を生み出しています。
すべての候補銘柄へ大きく投資することはできません。
それでも、魅力を感じた銘柄を少額だけ保有するという選択肢もあることを、エスコンの100株が教えてくれました。
反省した点
反省した点は、やはり100株しか買わなかったことです(笑)。
取得単価313円で、仮に1,000株購入していれば、取得金額は313,000円。
現在株価1,115円なら評価額は1,115,000円となり、次期の予想配当金は年間53,000円になります。
そう考えると、「もう少し買っておけばよかった」と思わずにはいられません。
ただし、これは現在の結果を知っているからいえることです。
当時は別の不動産株を主力として選び、限られた資金を振り分けていました。将来、中部電力の子会社になることも分かりませんでした。
当時の判断が間違っていたというより、魅力的な銘柄すべてへ十分な資金を投入することはできなかったというだけです。
もっと買わなかったことを悔やむよりも、100株だけでも購入した判断を評価したいと思います。
現時点の投資判断
現在のエスコンは、PER7倍台、予想配当利回り約4.75%と、株価指標だけを見れば引き続き魅力のある水準です。
一方で、自己資本比率は17%。財務面を考えると、
低PERで高配当だから積極的に買い増す
と単純に判断できる銘柄ではありません。
また、私の取得単価は313円ですが、現在株価は1,115円です。
現在の株価で新たに購入する場合と、313円で取得した私の100株とでは、投資条件が大きく異なります。
私にとってエスコンは、新たに大きな利益を狙って買い増す銘柄というより、
取得利回り16%超の優良ポジションを維持し、配当を受け取り続ける銘柄
という位置づけです。
過去の成功だけを理由に買い増しはせず、業績や財務状況を確認しながら、現在保有している100株を大切に保有します。
今後の保有方針
今後も継続保有します。
取得価格は313円。
次期の予想取得利回りは16.93%です。
含み益が大きくなったからといって、現時点で売却する予定はありません。
もちろん、自己資本比率の低さや金利上昇、不動産市況の変化には注意が必要です。
しかし、100株のみの保有であるため、ポートフォリオ全体に与えるリスクは限定的です。
今後も配当を受け取りながら、中部電力グループの不動産会社として、どのように成長していくのかを見守ります。
まとめ
エスコンは、2016年10月4日に313円で100株購入しました。
購入当時は、高配当で割安感がある一方、不動産会社として負債の多さが気になる銘柄でした。
同じ時期に魅力を感じた不動産株が複数あったため、別の銘柄を主力とし、エスコンは100株だけ購入しました。
その後、中部電力グループの一員となり、売上や事業規模が拡大。現在株価は1,115円となり、含み益は80,200円まで増加しています。
次期の予想配当は1株53円。取得価格に対する予想配当利回りは16.93%です。
今回の投資を振り返ると、
反省は、100株しか買わなかったこと。
成功は、100株だけでも買ったこと。
この二つに尽きます。
すべての有望銘柄を主力にすることはできません。
それでも、魅力を感じた銘柄を少しだけ保有することで、その後の企業成長を株主として経験できることがあります。
エスコンは、小さな投資でも、長く保有すれば想像以上の成果へ育つことがあると教えてくれた銘柄です。
バーゲンハンターの一言
「もっと買っておけばよかった。」
投資家であれば、一度は感じたことがある言葉ではないでしょうか。
しかし、それは結果を知った後だからいえることです。
当時の私は限られた資金の中で、別の銘柄を主力に選びながらも、エスコンを完全には見送りませんでした。
買わなかった後悔より、100株でも買った自分を評価したい。
100株しか持っていない。
でも、100株は持っている。
バーゲンハンターは今日も「優良割安株欲しい病」と付き合いながら、次の魅力的な一銘柄を探しています。


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