「5年で1億」の前に知っておきたいこと。16年の投資経験で辿り着いた「負けない」ための地図の広げ方

豊かに生きるヒント

刺激的なタイトルだけど、中身は自分に合った投資を探せる「地図」のような本

この本の「5年で1億」というタイトルは非常に刺激的ですが、本質はそこではありません。中には多種多様な投資パターンが網羅されており、まずは「世の中にはどんな選択肢があるのか」を一通り把握できることに最大の価値があります。

投資初心者は、まずこの地図を広げて「自分ならどれが続けられそうか」を直感的に探すことから始めればいい。まずは少しずつ、試しに買ってみる。その小さな一歩を支えてくれる一冊です。また、中級者であっても、自分の手法を再確認し、抜けていた視点や新しい気づきを得るための「点検」として非常に優秀です。

私たちはプロの投資家ではありません。しかし、プロにはなくて私たちだけが持っている最強の武器があります。それは「時間の制限がないこと」です。

ノルマも期限もない私たちは、無理に一気に答えを出す必要はありません。時間を味方につける手法こそが、最も勝ちやすく、最も負けにくい。これが16年続けてきた私の結論でもあります。

【2026年の相場に思うこと:焦る必要がまったくない理由】

この記事を書いている2026年現在、相場はAIや半導体など一部の特定銘柄が急上昇しており、日経平均の大幅な上昇に比して、私自身が保有している多くの銘柄は落ち込んでいます。正直なところ、NISAで購入している私の個別銘柄も含み益がほとんどなくなってしまい、「ショックだな、さみしいな」というのが本音です。

しかしその反面、私が保有している銘柄の多くは借入が少なく、財務が極めて優良な企業ばかり。毎期確実に利益を積み上げ、配当もしっかり出し続けてくれる(高配当・増配傾向にある)銘柄なので、焦る必要はまったくないとも感じています。

「この会社はいい会社だな」と思える優良銘柄が、業績や経営環境に関係なく値下がりしているということは、見方を変えれば「配当利回りが上がっている」ということです。

ですから、このような時こそ慌てずに割安なタイミングとして受け入れる。まわりが上昇相場で喜んでいる時(保有している銘柄が上昇を続けている時)は、高値での追加購入をあえて避け、じっとしている。これこそが私のスタイルです。

「ほんとに?保有している株式が値下がりして、含み益がなくなっても平気なの?」という声が聞こえてきそうですが、これには明確な理由があります。

私は、「毎年安定して配当を出し続けている企業」や「資金ショートによる倒産の可能性が極めて低い企業」を厳選して購入し、「売らずに持ち続ける」というスタイルを貫いています。だからこそ、相場環境が悪い時ほど、この投資スタイルの強みである『狼狽売りせず、どっしり持ち続けられる安定感』が本領を発揮するのです。

株式相場には当然ながら上下の波があり、機関投資家などのプロ、あるいは一握りの上級者は、その波に乗って短期的な利益を出すことを使命や目的としています。

しかし、個人投資家である私は、あせって売買する必要はありません。

流行りに乗って一過性の利益を派手に出す会社というよりも、自分が理解できるオーソドックスなビジネスモデルで、地味ながらもコツコツと利益を出し続け、事業を継続・永続することができる会社。そんな「長期にわたって応援できる会社」を選定することに、私は注力しています。

無理のない範囲で適正なリスクを取り、自分の好きな会社を長期にわたって応援していく。 その気持ちで投資を続けた先の「副産物」として、経済的自由もついてくる――。

私はそうした信念を持って、これからもじっくりと歩みを進めていきます!

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