2026年10月13日、家族4人で蔵王の御釜(おかま)を訪れました。
エメラルドグリーンの湖面が美しいことで知られる御釜は、宮城を代表する絶景スポットのひとつです。
実は、家族で御釜を訪れるのは今回が初めてではありません。数年前にも足を運んだのですが、麓の天気が良かったにもかかわらず、山頂付近は雲が多く、風も強い状況。肝心の御釜を見ることができず、残念な思いをしました。
今回は、そのリベンジも兼ねた1泊2日の蔵王旅行です。
結果からお伝えすると、残念ながら今回も御釜を見ることはできませんでした。しかし、思いがけないリフト体験や神秘的な山頂の景色など、家族で楽しめたこともたくさんありました。
そんな今回の家族旅行を振り返ってみたいと思います。

数年越しのリベンジ!今回こそ御釜を見たい
今回の旅行は、10月13日から14日までの1泊2日。宿泊先には、メルキュール宮城蔵王を予約していました。
旅行前から気になっていたのは、やはり御釜の天気です。
前回訪れた際も、山の麓はそれほど悪い天気ではありませんでした。しかし、山頂付近まで行くと状況は一変。雲に覆われ、風も強く、御釜の姿を見ることはできませんでした。
今回の天気予報も曇り。正直、少し微妙な状況でしたが、13日も14日も大きく変わらない予報だったため、旅行初日に行ってみようと決めました。
山の天気は変わりやすいもの。今度こそ見られることを期待しながらの出発です。
道を間違えた先で、思いがけず刈田リフトを発見!
12時頃、蔵王の山頂付近まで到着しました。
ところが、途中で道を間違えてしまい、予定していた場所とは違うところまで進んでしまいました。
そこで偶然見つけたのが「蔵王刈田リフト」です。
恥ずかしながら、御釜へ向かうのにリフトを利用できることを知りませんでした。せっかくなので、家族4人で乗ってみることにしました。
予定にはなかったリフト体験ですが、こういう偶然の出会いも旅行の楽しさのひとつですね。


最初は緊張していた妻と息子も、乗ってみれば大喜び!
リフトに乗る前、少し緊張していたのが妻と小学6年生の息子でした。
足元が開放された座席に座り、山の斜面をゆっくりと登っていくリフト。普段なかなか乗る機会がないので、最初は少し怖かったようです。
しかし、いざ乗ってみると2人とも楽しそう!
目の前には雄大な山並みが広がり、風を感じながら空中散歩を楽しめます。そして、降りたあとの感想は「もっと乗っていたかった!」。
最初の緊張はどこへやら。道を間違えたおかげで、思いがけず家族の楽しい思い出がひとつ増えました。

山頂に近づくにつれて青空が!雲と太陽が織りなす神秘的な景色
嬉しいことに、リフトで山を登るにつれて天気が良くなってきました。
出発時は曇り空だったのに、山頂付近では青空が広がり、日差しも感じられるようになりました。10月中旬の蔵王といえば寒さを覚悟していましたが、この日は予想以上に暖かく、半袖でも過ごせるほどの陽気です。
そして、何より印象的だったのが、雲と太陽が織りなす山頂の景色でした。
広大な山並みの上に浮かぶ雲。その隙間から太陽の光が差し込み、明るく照らされた場所と雲の影になった場所が、美しいコントラストを生み出しています。
青空と雲、そして太陽の光が重なり合う光景は、どこか神秘的でした。
晴天の爽やかな景色も素晴らしいですが、雲があるからこそ見られる美しさもあるのだと感じました。

これなら御釜も見られるかもしれない。
そんな期待を胸に、家族4人で御釜を目指して歩き始めました。


約30分歩いて展望スポットへ。しかし御釜だけが雲の中
リフトを降りてから、御釜が見える場所を目指して歩きました。

山頂付近は視界が開け、普段なかなか見ることのできない雄大な景色が広がっています。途中で写真を撮ったり、周囲の景色を眺めたりしながら、家族4人で約30分。
ようやく御釜の展望スポットに到着しました。
ところが……。
肝心の御釜が見えません!
周囲には青空が広がっているのに、なぜか御釜のある場所にだけ雲がかかっています。数年前に訪れたときと同じような状況です。
せっかくここまで来たのだから、少し待てば雲が晴れるかもしれません。そう考えて10分ほど待ってみましたが、残念ながら状況は変わりませんでした。

刈田嶺神社奥宮へ参拝。御朱印もいただきました
このまま帰るのも残念なので、いったん御釜から離れ、少し時間を置いてから再チャレンジしてみることにしました。
向かった先は、刈田岳山頂にある「刈田嶺神社奥宮(かったみねじんじゃおくみや)」です。
蔵王の山頂に鎮座する神社で、御釜とともに訪れたい場所のひとつです。
家族でお参りし、御朱印もいただくことができました。

我が家では旅行先で神社やお寺を訪れ、御朱印をいただくことも楽しみのひとつ。今回も旅の記念が増えました。
そして、ここでも印象的な景色に出会いました。
鳥居の向こうにたたずむ神社と、雲越しに差し込む太陽の光。その光景は、まるで神様に迎えられているような神秘的な雰囲気でした。
御釜は雲に隠れていましたが、こんな景色に出会えたことも、今回の旅行の大きな収穫です。

さて、神社への参拝を終えたところで、もう一度御釜へ。
時間もたったことだし、今度こそ雲が晴れているかもしれません。
しかし、期待とは裏腹に、御釜は相変わらず雲の中。
結局、14時頃まで粘りましたが、今回もエメラルドグリーンの湖面を見ることはできませんでした。

背中には晴天。諦めきれない妻と、少し違った私の判断
御釜を背にして帰り道を歩き始めると、目の前には驚くほどの青空が広がっていました。
反対方向はこんなに晴れているのに、御釜のある場所だけは雲に覆われたままです。なんとも不思議な天気でした。

そんな景色を見ながら歩いていると、妻が「もう少しいれば見られるんじゃない?」と一言。
まだ諦めきれない様子です。
その気持ちはよく分かります。私自身、一人で訪れていたなら、おそらくもう少し粘っていたと思います。
昔から釣りでも、魚が釣れるまで際限なく粘ってしまう性格。簡単には諦められないところは、今も変わっていません。
ただ、今回は家族4人での旅行です。
冷静に振り返ると、御釜に到着した頃が一番雲が少なく、時間がたつにつれて雲は増える一方でした。これ以上待っても、見られる可能性は低いのではないかと感じました。
それに、今なら家族もまだそれほど疲れていません。ここからさらに粘って、心も体も疲れてしまうより、ホテルでの時間を楽しんだほうがいい気がしました。
15時からはメルキュール宮城蔵王にチェックインできます。
「いや、今日はもう帰ろう。また来ればいいよ」
そう妻に声をかけ、帰ることにしました。
一人なら粘る。でも、家族で来ているなら別の選択肢もある。
以前の自分なら、もう少し自分の気持ちを優先していたかもしれません。
少しは視野が広がったのかな。
そんなことを考えながら、帰りのリフトに乗り込みました。

御釜は見えなかったけれど、家族の思い出は増えた
今回は数年前のリベンジを兼ねた御釜訪問でしたが、結果は残念ながら2連敗。
それでも、振り返ってみると楽しい時間を過ごすことができました。
道を間違えたことで偶然体験できた刈田リフト。最初は緊張していた妻と息子が、降りたあとには「もっと乗っていたかった」と話していたことも印象に残っています。
山頂で見た雲と太陽のコントラストも、本当に神秘的でした。御釜そのものは見られませんでしたが、あの景色だけでも十分に訪れた価値があったと思います。
そして何より、家族4人で一緒に歩き、景色を眺め、同じ時間を過ごせたことが良かったです。
旅行は、必ずしも予定どおりにいくとは限りません。でも、予定外の出来事が、かえって楽しい思い出になることもあります。
御釜が見えなかったことは、もちろん残念です。それでも、今回無理に粘らなかったことに後悔はありません。
また来ればいい。見られるまで何度でも。
次こそは、家族でエメラルドグリーンの御釜を眺められることを楽しみにしています。

蔵王・御釜と刈田リフトの観光情報
蔵王・御釜
- 所在地:宮城県刈田郡蔵王町付近(蔵王連峰)
- 見どころ:エメラルドグリーンの火口湖と雄大な山岳風景
- アクセス:蔵王エコーライン・蔵王ハイライン経由、または刈田リフト利用
- 注意点:山頂付近は天候が変わりやすく、雲や霧で御釜が見えない場合があります。
蔵王刈田リフト
- 所在地:山形県上山市
- 料金:往復1,000円、片道600円(満6歳以上)
- 営業時間:通常9:00〜16:00
- 乗車時間:約7分
- 駐車場:刈田駐車場
- 備考:天候によって運休する場合があります。
※料金・営業時間は2026年の公式案内に基づきます。リフト下車後、最寄りの御釜鑑賞地点までは通常徒歩約4分ですが、今回私たちは景色を楽しみながら約30分歩きました。
刈田嶺神社奥宮
- 所在地:蔵王連峰・刈田岳山頂
- 見どころ:山頂の神社と雄大な景色
- 今回の体験:家族で参拝し、御朱印をいただきました。
御釜を訪れる際は、当日の天候や道路状況、リフトの運行情報を事前に確認することをおすすめします。
この日の宿泊先はメルキュール宮城蔵王
御釜へのリベンジを終えたあとは、今回の宿泊先「メルキュール宮城蔵王」へ向かいました。
今回はオールインクルーシブのプランを予約。ホテルでの食事や温泉も、今回の家族旅行で楽しみにしていたことのひとつです。
宿泊した感想やホテルの魅力については、別の記事で詳しく紹介したいと思います。



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