【第3話】株を売れば買えた。でも売らなかった理由|高配当株投資と不動産購入の葛藤

不動産投資


不動産投資の実践記録|買えなかった物件から始まった資産形成

こんにちは、会社員大家のリョータです。

前回は、400万円程度の区分マンションを購入できなかった理由について、補修費や空室リスク、資金調達の面から振り返りました。

今回は、購入を見送ったもう一つの大きな理由である、株式投資との関係について書いていきます。

当時の私は、長年積み上げてきた主力株を売却することに、どうしても踏み切れませんでした。

2018年、主力株はすでに低迷していた

2018年頃、私の資産の多くは株式で、手元の現金にはあまり余裕がありませんでした。

会社員として働きながら、高配当株を中心に投資を続け、受け取った配当金を再投資することで少しずつ保有株を増やしていました。

その中でも主力として保有していたのが、2011年頃から買い続けていた小型の不動産関連株です。

銘柄名は伏せますが、現在も私の資産形成を支えてくれている銘柄の一つです。

この株を購入し始めた頃、私は2020年の東京オリンピックに向けて、不動産関連企業が注目される可能性があると考えていました。

当時はまだ十分に評価されていないと感じていたこともあり、将来的な成長を期待して買い増しを続け、旧NISAでも保有株を増やしていきました。

しかし、2018年の区分マンション購入検討時点で、主力株は以前の増資の影響などによって株価が低迷していました。

長年保有してきた銘柄だけに、いずれ評価される日が来るのではないかという期待がありましたし、ここで売却するのはもったいないという気持ちもありました。

正直に言えば、ここまで買い続けてきたのだから、途中で簡単には手放したくないという意地もあったと思います。

そのような状況で、400万円程度の区分マンションを紹介されたのです。

株を売れば買える。でも、今の株価では売りたくない

当時の私は、マンションを購入するには保有株の一部を売却して現金を用意する必要があると考えていました。

株を売れば、以前から興味を持っていた不動産投資を始められるかもしれません。しかし、主力株を売却すれば、それまで期待していた将来の成長や配当収入の一部を手放すことになります。

しかも、株価はすでに低迷していました。

今売却するよりも、もう少し保有を続けて企業の成長を待ちたい。そんな気持ちが強く、不動産購入のために保有株を手放す決断はできませんでした。

不動産は欲しい。でも、株も売りたくない。

当時の私には、株式投資と不動産投資を両立させるための具体的な方法がありませんでした。

結果として、区分マンションの購入を見送り、株式の保有を続けることになりました。

2019年、新たな増資で株価はさらに下落

区分マンションを見送った翌年の2019年、主力株に再び大きな動きがありました。

新たな増資が発表され、株価がさらに下落したのです。

以前の増資の影響などによって低迷していたところへ、新たな増資による株価下落が重なりました。

長年積み上げてきた株式の評価額は大きく減少しましたが、ここは正確に書いておきたいと思います。

当時、私は含み損になっていたわけではありません。株価の下落によって、それまで積み上がっていた含み益が大きく減少したという状況でした。

それでも、主力として保有している銘柄の評価額が下がることは、決して気持ちのよいものではありませんでした。

それでも、増資後に追加投資した理由

増資によって発行済株式数が増えれば、1株当たりの利益が希薄化する可能性があります。株価が下落したこともあり、既存株主にとっては厳しい状況でした。

一方で、私は増資によって調達した資金が、将来的な事業拡大や利益成長につながる可能性にも期待していました。

株価が下がったからといって、企業の将来性まで失われたとは考えていなかったのです。

そのため、2019年の増資後も売却せず、むしろ追加でまとまった金額を投じました。

もちろん、増資を行った企業が必ず成長するとは限りません。買い増しをした当時の私の見通しが、必ず正しいという保証もありませんでした。

それでも、私は会社の将来性を信じて保有を続けるという判断を選びました。

2018年には、株価が低迷していたために売却したくなかった。そして2019年には、さらに株価が下がったところで買い増しを行った。

こうして振り返ると、私が当時どれほど主力株の将来性に期待していたのかが分かります。

株式投資と不動産投資を両立したかった

私は、不動産投資を始めるために株式投資をやめたかったわけではありません。

株式から得られる配当収入を積み上げながら、不動産からも家賃収入を得ることができれば、資産形成の選択肢が広がります。

しかし、2018年当時の私には、そのための知識や資金調達の方法がありませんでした。

だからこそ、株を売却して不動産を購入するのか、それとも株式を持ち続けるのかという二択になってしまったのです。

結果として私は株を売却せず、不動産購入の機会を見送りました。

400万円の区分マンションを買えなかったことには、今でも少し悔しさがあります。ただ、長年買い続けてきた株を当時の価格で売却できなかった気持ちも、私自身の正直な思いでした。

そして、その後も保有を続けた株式が、数年後の資産形成に大きく関わっていくことになります。

次回へ

今回は、不動産購入のために株を売却できなかった理由と、2019年の増資後も追加投資を続けた経験について書きました。

次回は、株を売らずに持ち続けた結果、金融資産がどのように変化していったのかを振り返ります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

なお、noteではこの話を、もう少し感情面・体験談寄りに書いています

よろしければ、あわせて読んでいただけると嬉しいです。

【note版はこちら】

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※本記事は私個人の体験談であり、特定の投資判断をすすめるものではありません。

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