妻と買い物をしていたこの日。
気づけば11時半を過ぎていたので、
「せっかくだから、どこかでランチを食べようか」
ということになりました。
今回訪れたのは、多賀城市八幡にある**「和食遊膳 縁楽(えんらく)」**さん。
妻は日替わりランチ1,800円、私はお刺身天ぷらランチ2,200円を注文しました。
結論から言うと、
素材、味、盛り付け、器――すべてに丁寧さを感じる素晴らしいランチ。
宮城県内を中心にいろいろなお店を食べ歩いていますが、今回の縁楽さんはかなり印象に残りました。
妻も大喜び。
夫婦でゆっくりと食事を楽しめた、少し贅沢で、とても満足度の高いランチになりました。
※メニュー・価格は2026年9月訪問時のものです。
多賀城「和食遊膳 縁楽」へ

お店に到着したのは、11時30分を少し過ぎた頃。
店内へ入ってみると、すでにテーブル席は満席でした。
「カウンターでもよろしいですか?」
と聞かれたので、もちろんOK。
妻と二人でカウンター席へ案内していただきました。

店内は落ち着いた雰囲気です。
この日の客層を見ると、若い方はそれほど多くなく、上品な女性グループがゆっくりランチを楽しんでいる姿が印象的でした。
いわゆる、
「サッと食べて、すぐ帰るランチ」
という感じではありません。
料理と会話を楽しみながら、少しゆっくり過ごしたい日に合いそうなお店です。
妻は日替わりランチ、私はお刺身天ぷらランチ
今回、妻が選んだのは、
日替わりランチ 1,800円
そして私は、
お刺身天ぷらランチ 2,200円
です。
刺身も天ぷらも食べたい私には、ほぼ一択でした(笑)。
注文を済ませ、料理を待ちます。
ただ、ここから料理が運ばれてくるまでには少し時間がかかりました。
最初は正直、
「結構かかるなぁ」
と思いました。
待っている間に目に入った賞状
カウンター席から何となく店内を見渡していると、壁に賞状が飾られていることに気づきました。
正式な表彰名までは確認できませんでしたが、内容を見ると、
ほかの模範となるような功績をたたえる趣旨
のものだったと記憶しています。
それを見ながら店内や調理の様子を眺めていると、
「料理を急いで仕上げるのではなく、一品一品にこだわりを持って、丁寧に作っているのかな」
そんなことを考えるようになりました。
そして、しばらくして料理が到着。
目の前にお膳が置かれた瞬間、
「これは時間がかかるのも分かるな」
と、最初の印象が変わりました。
お刺身天ぷらランチが到着

まず目に飛び込んできたのが、この美しいお膳。
思わず、
「きれい!」
と言いたくなる見た目です。
刺身、天ぷら、小鉢、サラダ、茶碗蒸し、ご飯、お味噌汁、漬物。
ただ品数が多いというだけではありません。
一品一品がきれいに盛り付けられ、それぞれの料理に合わせた器が使われています。
料理を口にする前から楽しませてくれる。
まさに、
「目でも味わう和食」
という言葉が似合います。
お膳と一緒に現れた、かわいい猫の箸置き

そして、お膳が運ばれてきた時に妻がすぐ気づいたのが、
かわいい猫の箸置き。
「これ、かわいい!」
と妻も大喜び。
料理がきれいなのはもちろんですが、こうした小物にまで遊び心があります。
後ほど食後の珈琲でも妻が器に大興奮するのですが、この時点ですでに縁楽さんの器や小物のセンスをかなり気に入った様子でした(笑)。
カツオ、マグロ……お刺身の鮮度に感動

まずはお刺身からいただきます。
この日はカツオやマグロなど。
一口食べて、
「これは美味しい」
とすぐに分かりました。
特に印象に残ったのがカツオ。
妻も食べながら、
「カツオ、美味しい!」
と何度も言っています。
宮城に住んでいると、美味しい刺身を食べる機会には比較的恵まれています。
それでも、しっかり記憶に残る美味しさでした。
縁楽さんは塩釜市場から新鮮な食材を仕入れ、旬の料理を提供していると多賀城・七ヶ浜商工会でも紹介されています。
食べて感じた刺身の鮮度にも納得です。
天ぷらの完成度が素晴らしい

そして今回、私が特に感動したのが天ぷらです。
海老をはじめ、魚や野菜などがきれいに盛り付けられています。
衣は軽く、
サクッ。
さらに驚いたのが、刺身や小鉢を食べながら少し時間が経ったあとでも、サクッとした食感が残っていたこと。
べたっとした油っぽさも感じません。
多賀城市観光協会でも、縁楽さんは2種類の油で揚げた天ぷらが人気と紹介されています。
さらに商工会の紹介を見ると、天ぷらは揚げ油、温度、衣を食材によって変えて提供しているとのこと。
実際に食べてみると、
「だからこの軽さなのか」
と納得できます。
妻が大絶賛した牡蠣の天ぷら
妻の日替わりランチにも、美味しそうな天ぷらが付いていました。

その中でも妻が特に感動していたのが、
牡蠣の天ぷら。
一口食べるなり、
「これ、すごく美味しい!」
と大絶賛。
あまりに美味しかったのか、一つ私に分けてくれました。
その時、
「ジューシーで汁が出てくるから、一口で食べた方がいいよ。粗塩で食べてみて」
と妻からアドバイス(笑)。
言われた通り、粗塩を少し付けて一口でいただきます。
すると……
本当にジューシー。
サクッとした衣の中から、牡蠣の旨みと汁が一気に広がります。
これは確かに一口で食べるのが正解。
妻が牡蠣を一つ分けてくれたので、私はお返しにキスの天ぷらを一つ。
違う料理を頼んで、夫婦で少しずつ交換して食べられるのも楽しいですね。
刺身と天ぷらだけじゃない。「脇役」がいない御膳

このランチがすごいと感じた理由は、刺身や天ぷらだけではありません。
小鉢まできちんと美味しい。
御膳形式のランチだと、
「これはまあ普通かな」
という料理が一品くらいあったりします。
ところが縁楽さんでは、それをほとんど感じませんでした。
特に意外だったのがサラダです。
決して主役ではありません。
おかわりしたくなったサラダ
それでも、
「このサラダ、おかわりしたいな」
と思うほど美味しかった。
刺身と天ぷらを目的に頼んだ御膳で、サラダまで印象に残る。
こういうところに、お店の丁寧さが表れている気がします。
茶碗蒸しも丁寧

茶碗蒸しも優しい味わい。
刺身や天ぷらの合間に食べるとちょうどよく、こちらも器まできれいです。
一つの料理として主張し過ぎるのではなく、御膳全体を上手にまとめてくれます。
お味噌汁まで抜かりなし

そして、お味噌汁。
これも美味しい。
刺身、天ぷら、小鉢、サラダ、茶碗蒸し、お味噌汁……。
食べ進めているうちに、
「この御膳、脇役がいないな」
と思いました。
どれか一品だけが突出しているのではなく、
一品一品をきちんと作っている。
だから御膳全体の満足度が高いのでしょう。
妻の日替わりランチも大満足

妻の日替わりランチも、見るからに美味しそう。
食べ始めてから、
「美味しい」
「これも美味しい」
「カツオも美味しい!」
と、とにかく大喜びでした(笑)。
特に先ほどの牡蠣の天ぷらは相当気に入った様子。
普段から妻といろいろなお店へ食べに行きますが、ここまで何度も「美味しい」と言うお店は、それほど多くありません。
私だけではなく、
夫婦そろって大満足。
ここは今回、かなり大きなポイントでした。
器や盛り付けまで含めて芸術的
食べながら何度も感じたのが、
料理だけではなく、器まで含めて一つの作品になっている
ということ。
刺身の器。
天ぷらの器。
小鉢。
茶碗蒸し。
料理ごとに雰囲気が違うのに、御膳として見るときれいにまとまっています。
私自身、専門的な和食の知識があるわけではありません。
それでも、
「すごく丁寧に作られているな」
ということは伝わってきました。
料理長の阿部真也さんは宮城県出身。調理師コースのある高校を卒業後、ホテル併設の和食店で13年間修業し、その後も和食の世界で経験を重ねてきた料理人と紹介されています。
食べ終わってからこの経歴を知ると、
「なるほど」
と納得するものがありました。
最初に目にした賞状。
料理が出てくるまでにかかった時間。
そして、目の前に並んだ丁寧な料理。
食べ進めるうちに、それぞれが自然につながったような気がしました。
夜の手書きメニューにも気になるものが

店内には手書きのメニューも貼られていました。
そこには、
「無添加超濃厚ヨーグルト酒」
や、
「塩釜ジンジャーエール ソルティー藻塩入り」
など、思わず気になる名前が。
「無添加」
「塩釜」
「藻塩」
といった言葉からも、地域のものや素材へのこだわりを感じます。
ランチがこれだけ素晴らしかったので、
「今度は夜にも来てみたいね」
と妻と話しました。
お酒と一緒に、一品料理をゆっくり楽しむのも良さそうです。
最後の珈琲でも妻が「かわいい!欲しい!」

食後は珈琲をいただきました。
すると、ここでも妻が反応(笑)。
珈琲の器を見るなり、
「これ、かわいい!欲しい!」
と大絶賛。
お膳が運ばれてきた時には猫の箸置き。
料理が始まれば、美しい器や盛り付け。
そして最後は珈琲のカップまで。
どうやら妻は、料理だけではなく縁楽さんの器や小物のセンスまでかなり気に入ったようです。
料理の味だけではなく、こうした部分まで楽しませてくれるのも、このお店の魅力だと思います。
珈琲を飲みながら、少しゆっくり。
最初は料理が出てくるまで、
「結構時間がかかるな」
と思っていた私。
でも食べ終わった後の感想は、まったく違いました。
これだけ一品一品丁寧に仕上げているなら、
「そりゃ時間もかかるよね」
と(笑)。
縁楽さんは、時間に追われて急いで食べるというより、
少し時間に余裕がある日に、料理や器までゆっくり楽しみに行きたいお店
だと思います。
「毎日休みなく頑張ってるから、たまにはいいよね」
食事を終えると、妻から私に、
「ごちそうさま」
と一言。
そのあと、満足そうに、
「毎日休みなく頑張ってるから、たまにはいいよね」
と、自分自身に言い聞かせるように話していました。
毎日いろいろなことに追われていると、夫婦でこうしてゆっくり食事をする時間は意外と貴重です。
1,800円、2,200円のランチ。
普段の昼食として考えれば、少し贅沢かもしれません。
それでも、
「これ美味しいね」
「あれも美味しいね」
と話しながら、美味しい料理をゆっくり楽しむ。
たまには、こんな時間があってもいい。
妻の何気ない一言でしたが、私にも少し印象に残りました。
価格以上の満足感。また訪れたい多賀城の和食店
今回の縁楽さん。
新鮮なカツオやマグロ。
時間が経ってもサクッとした天ぷら。
ジューシーな牡蠣。
丁寧な小鉢。
おかわりしたくなったサラダ。
茶碗蒸しやお味噌汁。
そして料理を引き立てる、美しい器と盛り付け。
素材、味、料理、器――すべてに丁寧さを感じました。
決して「安さ」を売りにしたランチではありません。
でも、食べ終わった時の満足感を考えると、
価格以上。
これが一番しっくりくる表現です。
妻も大喜び。
夫婦そろって、
「また来たい」
と思えるランチになりました。
多賀城で、少し時間をかけて美味しい和食を楽しみたい方には、ぜひ候補に入れてほしいお店です。
そして私自身は、
次は夜の縁楽さんも味わってみたい。
そう思わせてくれる一軒でした。
ごちそうさまでした!
リョータの評価
★★★★★ 5.0 / 5
今回は文句なしの星5つです。
何でも簡単に★★★★★にするつもりはありません。
それでも今回は、
料理の味、素材の良さ、刺身の鮮度、天ぷらの技術、盛り付け、器、店内の雰囲気、そして食事を終えたあとの満足感。
すべてを含めて、
★★★★★
これまで訪れたお店の中でも、個人的にはトップクラスに入る一軒でした。
「またランチを食べたい」だけではなく、
「今度は夜にも来てみたい」
と思わせてくれたことも、星5つの理由です。
和食遊膳 縁楽|店舗情報
多賀城市観光協会によると、縁楽さんは23席、駐車場6台。ランチは11:30~14:00、夜営業も行っています。定休日は月曜日を基本に不定休もあるため、訪問前に最新の営業情報を確認するのがおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 和食遊膳 縁楽 |
| 住所 | 宮城県多賀城市八幡4丁目6-20 |
| ジャンル | 和食・日本料理・天ぷら |
| 最寄駅 | JR仙石線 多賀城駅 |
| アクセス | 多賀城駅から徒歩約10~12分 |
| 電話番号 | 080-9637-7118 |
| ランチ営業時間 | 11:30~14:00 |
| ディナー営業時間 | 17:30~21:00 ※媒体によって21:30表記あり |
| 定休日 | 月曜日・不定休あり |
| 座席数 | 23席 |
| 駐車場 | 6台 |
| 予約 | 予約可 |
| 支払い | カード・交通系IC・QRコード決済などの掲載あり |
| 公式Instagram | あり |
食べログでは多賀城駅から約788m、予約可能と掲載されています。ヒトサラではランチ11:30~14:00、ディナー17:30~21:30と案内されており、営業時間には媒体による差があります。
なお、多賀城市観光協会では現在「お刺身天ぷらランチ2,420円」と掲載されています。今回の記事では実際に訪問した際の1,800円・2,200円を記載していますので、メニューや価格は訪問時に最新情報をご確認ください。



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